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KY活動とリスクアセスメントとの相違点

 ここでは「リスクアセスメント」と「KY活動」との相違点を説明します。
どちらも『安全衛生の先取り』という点では同じですが、

まずほぼ同じ点。

KY活動の「第1ラウンド」
どんな危険が潜んでいるか?(~なので ~して ~になる)と

リスクアセスメントの「危険性・有害性の特定」
危険性・有害性(~なので)
人(~して)
危険状態(~の時)(~がなくて)
危険の結果(~になる)

と表現の仕方は、ほぼ同じです。

ただこの点で違う点は、洗い出しの方法です。
KY活動では「その場の思いつき」で行いますが、
リスクアセスメントは
「思いつき」だけでなく、『KY活動での記録』・『災害事例』・『ヒヤリハット報告』・『機械使用説明書』など、あらゆる情報を収集します。

表現の仕方で注意したい点として
『~なので、~して』(=危険性・有害性)+『~になる』(=発生の恐れがある災害)と必ず表現することです。
 この表現をすることによって、次の見積もりが行い易くなります。

次に大きく異なる点。
KY活動の「第2ラウンド」
危険・有害要因の特定は、「多数決」又は「リーダーの決定」によりますが、

リスクアセスメントでは
『見積り』により優先度を設定します。
リスクアセスメントを成功させるポイントは、この『見積り』にあると言っても過言では有りません。
その為、見積りを行う際には、職長・担当者の知識、経験だけでなく、災害事例等を収集し、『高めに設定』します。

又、KY活動の「第3ラウンド(=対策樹立)」・「第4ラウンド(=目標設定)」は
リスクアセスメントの『リスクの低減措置』に該当するところですが、

KY活動では「即、実行可能な対策」を出し合い、絞り込むのに対し、

リスクアセスメントでは、リスクの大きさに対応して
まず『ハード面(=機械設備)』の本質安全化(フールプルーフ・フェールセーフ)、工学的対策を優先的に実施します。

実施上の相違点として
【いつ】
KY活動:毎日又は作業の都度
リスクアセスメント:新規の設備、材料、作業方法を導入したとき
           :毎年定期的に行う
【誰が】
KY活動:作業者、職長など現場担当者
リスクアセスメント:作業者、職長、管理者、事務局など
【何を】
KY活動:主に行動面の対策
リスクアセスメント:主に設備面の対策
【どのように】
KY活動:即断即決
     :数値化はしない
リスクアセスメント:あらゆる資料を基に検討する
           :数値化する場合が多い

この様にKY活動とリスクアセスメントは「似て非なるもの」ですが、
それぞれを補完しあう関係です。

例えば、
①リスクアセスメントで「管理対象」となったものについては、順守徹底させるためにKY活動を活用する。
②KY活動により重大な問題点が発見された時は、リスクアセスメントの優先度の設定を変更し、本質安全化・工学的対策を優先的に行う。
ということになります。


リスクアセスメント手法・リスクアセスメント導入についての疑問点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
⇒お問い合わせはこちらより





テーマ : 人事労務
ジャンル : ビジネス

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リスクアセスメントとは

リスクアセスメントは職場にある様々な「危険性・有害性(=ハザード)」を洗い出します。 そのハザードが怪我につながる可能性と怪我の大きさを見積もり、リスクの大きいものから順に対策を実施するものです。 リスクアセスメントの実施は、労働安全衛生法により「努力義務化」されています。
平成11年4月30日に厚生労働省では「危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置」の実施が明示されました。  その後、平成18年4月1日から、事業所の規模にかかわらず、リスクアセスメントの実施が努力義務化されました。

【危険性・有害性】【リスク】とは

リスクアセスメント導入においては、【危険性・有害性】【リスク】の関係を理解することがまず第一です。
『危険性・有害性(ハザード)』とは、作業者にけがや病気をもたらす。職場に潜む「危険の源(機械・原材料・粉じん等)のことです。 『リスク』とは一般的には『危害または損失がおこる可能性』といったいみで使われていますが、ここでは、さまざまな職場の危険性危険性・有害性によっておきる作業者のケガや病気の『重大さ』と発生する『可能性』の度合いのことを言います。

リスクアセスメント導入の効果

リスクアセスメント導入により下記の効果が期待できます。
リスクアセスメントの導入効果 1・職場のリスクが明確になります 2・職場全員がリスクアセスメントの実施に参加することにより、各個人に危険に対する感性が養われ、職場内のリスクに関する認識が共有できます。 3・リスクが明らかになることによって安全対策の合理的な優先順位が決定できます 4・人的対策によらず、本質的な安全対策の検討・実施ができます 5・残留リスクに対して必要な保護器具の使用や安全な作業手順書の徹底等の守るべき決めごとの理由が明確になります
⇒お問い合わせはこちらより 平井ゆうすけ社労士事務所では、リスクアセスメント導入に関しての指導、リスクアセスメント責任者、リスクアセスメント推進者へのセミナー、リスクアセスメント講習を御社にて行います。お気軽にお問い合わせください。

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Author:tsuttie
平井裕祐社労士事務所です。
リスクアセスメントは、平成18年4月1日より労働安全衛生法により努力義務化されました。

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